為替と株の違い
良く朝のニュースで【為替と株の値動きです】なんて聞いたことがあるのでは無いでしょうか?
けどよくわからない方が大半だと思います。
今回は、『為替』と『株』の違いを説明したいと思います。
為替と株
為替とは
現金を送る代わりに、手形・小切手・証書などで金銭の受け渡しを済ませる方法。また、その手形などの総称のことを言います。
現在ごく一般には、外国との通貨の取引(外国為替取引)を指すことが多いです。またの名をFXとも呼ばれています。
外国為替取引【FX】の仕組み
簡単に言うと、異なる通貨を売買する事で利益を出したり、損を出したりします。
つまり、(通貨の交換)です。
外国との金融商品の購入や商品の輸出、輸入のような国際的な取引には外国為替が利用されています。
株とは
正式には株式といい、株式会社が資金を集めるために、発行する券のことです。
株式取引の仕組み
会社を始めるには資金が必要となるので、
始めるためにも資金を投資家達から募り、資金を集め、株式という形で投資家達に渡すのです。
『株を買う』というのはその企業に、出資して資金を提供していることになります。
将来利益が大きくなると予想した企業の株を買い、配当を貰ったり、値段が上がった株を売ることで利益が得られます。貸借銘柄であれば売り(空売り)から入り買って利益を出す事もできるのです。一方、信用銘柄は買いから入ることしかできません。
【為替】と【株】の大きな違い
【為替】は外国との通貨間の取引き
【株】は会社との取引となります。
為替は国外規模で株は国内規模となり、為替の変動により、株にも、動きが現れることもあります。
【為替】は難しいとも言われており、ほとんど素人には、危険とも言われています。
【株】は初心者が多く、【為替】と比べて危険ではないと言われています。
なぜ、【為替】は危険で【株】は危険と言われるのか。【為替】にはレバレッジというものがありまして、少ない資金で、その25倍(最大)もの資金を動かすことができるところにあります。例えば、仮にドルが100円だったとします。そして、1万通貨買ったとしたら100万円必要になります。ですが、レバレッジ25倍をかけて最低4万円で取引が出来るのです。そして、4万円を元手に始めたとして、100円のドルを1万通貨買い、一瞬で10円(円高ドル安)になったとすると10万円の損になります。
この時、資金は4万円しかありません。そうなると資金はマイナスになりますよね。なので
損の分の追加証拠金(追証)が発生するのです。
強制ロスカットというものがありますが、
一瞬の動きであれば滑ってしまい約定が遅れてしまうこともあるのです。これが為替の危険とも言われているのです。
一方、株のレバレッジ(信用取引)は3倍までですので資金は溶かすことはあってもマイナスになることは滅多にないのです。
よく、投資は危険であるとは言われますが
知識や経験を積むことで、投機や賭博ではなく、投資へと変わるのです。